◆人身事故における様々な損失
ひとたび人身事故を起こすと、色んな損失が出ます。
○経済(金銭)的損失・・・保険に加入していればある程度
カバーされます。
○精神的損失・・・被害者も、加害者も、当然かなりのストレスを
感じることになります。
○時間的損失・・・警察の事情聴取、現場検証などの処理、
レッカーでの搬送、負傷者の病院での検査・治療となると、
数時間あっという間に過ぎてしまいます。
その後の通院や、行政処分の出頭、損害賠償における交渉の
打ち合わせなど、事故後にも莫大な時間を費やすことになります。
◆人身事故の責任
人身事故を起こすとさまざまな責任が発生します。
○刑事責任・・・いわゆる刑事処分で、懲役・禁固・罰金・執行猶予などの処罰を受ける。
○行政責任・・・公安委員会からの処分で、免許証の点数減点・停止・
取消などの処分を受ける。
○民事責任・・・被害者のケガの補償や、物損の弁済などの損害賠償責任が発生する。
保険に加入していれば保険会社が補償してくれる。
○道義的責任・・・加害者として被害者に対し迷惑を掛けたことに対する謝罪をしなければならない。
これは、個人的な考えですが、刑事裁判では、裁判官はこの道義的責任を果たしたかどうかを重要視しているような気がします。
(3)安全運転を行うには
○当然道交法を守りましょう。
道路交通法(道交法)を守ることは当たり前のことですが、
実際に条文を読んだことがありますか?
たぶん読んでいる人は少ないと思います。
あまり重視してないのかもしれない。
でも機会があれば、みなさんもぜひ読んでみるのもいいと思います。
ほんとにびっくりと驚きがたくさんありますから・・・・・
○危険予知(かもしれない)運転を励行しましょう。
これまた、当たり前のことです。しかしわかっていても、
急いでいたり、カッとなったりすると、
忘れてしまうのです。まずは冷静に運転しましょう。
◆それでも事故が発生したら
@停車し、被害状況を確認
歩行者をはねたのに、何か道路に落ちていた段ボールを踏んで
しまったのかな?とか、電柱にくくりつけられた看板と接触
したのかな?と思いこみ、確認もしないで、
そのまま現場を立ち去るケースはよくあるそうです。
特に夜間は勘違いや思い込みをしやすいみたいです。
これはいわゆるひき逃げ事故になりますね。
必ず停車し、現場を確認、被害状況を確認しましょう。
(当たり前と言えば当たり前ですが)
A負傷者の救護と救急車の手配
被害者ではなく、負傷者です。
自分が被害者であってもケガが軽く、加害者が重傷という場合が
あります。
とにかく、被害者、加害者に関係なくまずは負傷者を救護し
救急車を手配して下さい。
B事故車の移動
自動車が道路をふさいでいた場合、後続車両が突っ込み
さらに被害が拡大する可能性がありますので、
また、渋滞の原因にもなります。
なので、車両は安全な場所へ移動させてください。
どうしても動かせない場合は、発煙筒や三角表示板などで
後続車両に知らせてください。
C警察への連絡
事故現場から携帯電話で110番をダイヤルすれば、
すぐに最寄りの警察署につながるので、
あとは警察の指示に従ってください。。
D相手の確認など
まず名前、住所、連絡先を交換します。
免許証の名前、住所を写す場合は、住所変更がないか裏面も
確認しましょう。
また、相手の車の登録番号(ナンバープレート)を全て
メモか写メを撮っておくといいでしょう。
物損事故で損害も軽微の場合は、警察官が現場に来ないで、
当事者が警察署まで出向くことがあります。
その際、相手が途中でどこかに逃げてしまうことがあります。
免許証住所や、電話番号はあまり信憑性がないので、確実な登録番号(ナンバープレート)のメモが重要な証拠となります。
また、自分の方が過失が大きいと思えば、事故を起こしたことを
謝罪し、補償については保険会社に任せること伝えるべきでしょう。
◆道義的責任と、民事責任は別物なので、
道義的責任としての謝罪をして、民事責任については保険会社へ
任せることを明確に意思表示をする事が大切です。
相手に言われてそのまま言われたとおりにしない事です。
E目撃者がいれば、名前と住所を聞いておきましょう。
滅多にいないのですが、もし通行人、ガソリンスタンドや
コンビニの店員など、事故の瞬間を目撃してくれていれば、
是非その人の名前と住所を聞いておくといいでしょう。